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Japan Top League 開幕節!

どもほほほ。

2009−2010ジャパントップリーグ開幕!

いきなりガチンコの難しい局面の多い試合となった。
チームの実力もだんだん均衡しているし、ゲームのターニングポイントも多くなってきた気がする。
自分の試合のレビューと他会場のレビューもじっくりやって行く。
試合の記録だけ見てみると、現代ラグビーにしてはトライ数が少ない試合があるので、どういう様相で起こったのか興味があるところ。固い試合をしているのか、テンポが上がらないプアな試合になっているのか。

僕の係わった試合も、なかなかタフで、微妙な難しい局面が多かったなぁ。。。


金曜日の東の開幕戦は、アシスタントレフリーで登場。

三洋電機vs東芝

事は後半に起こった。
三洋が自陣でターンオーバーしたボールを、深く東芝陣へ蹴り込み、みんなでチェイス。
東芝フルバックと三洋ウィングとの競り合いになり、東芝選手がハンブルし、インゴールへなだれ込んだ。

レフリーの相田さんは、笛を吹いて、タイムオフ。
アシスタントレフリーで近くにいた自分と確認作業した。
J-SKYスポーツで見られた方たちは、僕と相田さんの声がクリアに入っているので、良く聞かれていてその状況を充分理解されていると思う。

Raizo:  「ここのグラウンディング(三洋ウイングによる)は、僕はOKだと思う。そこのハンブルの所の判定はお任せします。」

Raizo:  「赤がノックオンしたかは分らない。」

レフリー: 「赤はノックオンしていない。」

Raizo:  「ここのグランディングはOKです。」

レフリー: 「トライ。」


と、こんな会話。
グランディングは僕判断。ハンブルはレフリー判断と言う分担作業判定。

三洋の選手の一瞬のグランディングは、僕からしか見えなかっただろう。
キックチェイスで、50m以上スプリントしてからの一瞬のトライ。しかも、レフリーもグランドの内側からスプリントしても見えないグランディングで、インゴールから回り込んで見ないと見えない、とっても難しくスキルのいる確認作業だった。

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そして、土曜日は大阪に移動して、西の開幕戦をレフリー担当。

神戸製鋼コベルコスティーラーズ vs サントリーサンゴリアス

金曜日とうって変わって、大阪は晴れ。晴れ男の僕だけど、晴れ過ぎで暑い。。。
もちろんウォーターブレイク採用。


試合が始まると、まんまるいお月さまの元で激しい試合となった。
一方だけが身体を当ててるのではなく、お互いが芯を外さずにコンテストしているので、近くで見るとかなりバチバチ当たっているのだが、テレビを通じてみると、一見、ふつーにやっているように錯覚して見える。
サントリーは、ターンオーバーからのアタックが非常にオーガナイズされていて、現代ラグビーに良く適していると思った。ボールが展開し始めてテンポが上がると、一気にトライを狙えるシチュエーションに持ち込むことが出来るのは驚異。

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試合前の、トスではサントリーが勝ち、風上を選択した。
でも、このトスの時点では、グランドのメインスタンド側は左から右に風が吹いていたんだが、バックスタンドの方は、バックからメインへ横に風が吹いており、グランドを風がななめに巻いているような状況で、きれいに風上と風下が区別しにくい感じだった。

そして、風下の神戸製鋼は、Raizoの予想通り、アップ&アンダー(ハイパント)戦術。僕は、予想していたので、その戦術に合わせたランニングコースとポジショニングを選択。このランニングコースは、夏の間テストして練習していた賜物。
サントリーは、キック処理が出来ない。。。。。

それもそのはず。。。。

神戸製鋼側から見ると、長居第1スタジアムがゴールポストの後ろにそびえ建ち、黒一色の空にボールが上がっても、距離感がつかめる。
でも、サントリー側からすると、前を向くと、視界に高い建物が無く、空と照明だけしか見えない為、ボール落下のタイミングと距離感がつかめない。。
周りに建物がなく、だだっ広いグランドでは良く起こる錯覚で、サントリーの一流選手でも、これはとても難しいキック処理だったと思う。。。


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そして、この試合でも、微妙なプレーが起こる。

前半の中盤。
神戸製鋼がキックパスからサントリーコーナーを攻める。
神戸製鋼ハリソン選手からパスが飛んできた神戸製鋼大畑選手がボールを取りそこねて、そのボールをお見合いするように神戸製鋼選手が拾い上げ、そのままトライ。

レフリーは、すぐに「ストレート・ダウン!」と何度もジェスチャーを入れてプレーオンのコール。
ラグビーをプレーしたり練習したりされた方なら分かると思うけど、ダウンボール練習みたいな恰好になって、大畑選手がボールを置き忘れて、そのまま通り過ぎていったようなプレーになった。

全国的に多くの誤解があるのだが、ノックオンの定義について競技規則を読まない方々には知られていない。。。

ほとんどの誤解。

× 「ノックバック以外、ノックオン。」

明らかにノックバックしたものをプレーオンとして、それ以外のハンブルやキャッチミスは全てノックオンであると言う誤解がすごく多い。


ノックオンの定義はこちら↓

「ボールを落とし”ボールが前方へ進む”、プレーヤーが”手または腕で”ボールを”前方へたたく”」

という事が競技規則へ明記されている。
まっすぐ落としてもノックオンにはならないという事。

なので、


○ 「前方へのノックオン以外、プレーオン」

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@左から横ちん、Raizo、R2、大阪の宮崎さん


また、金曜の試合も、土曜の試合も、”チーム・オブ・スリー”というレフリーとアシスタントレフリーの役割分担が非常に重要だった。
特に、トライに関係する部分での微妙なプレーはなおさらだ。


アシスタントレフリーの役割は、IRBにてこういう風に位置づけている。

第1の役割:

 @タッチ @タッチインゴール @インゴール

第2の役割:

 @ファウルプレー


これだけ。。。

あとは、全部レフリーの役割だ。だが、あくまでもレフリーがアシストを要求した場合のみ、もうひとつの役割をサポート出来る。

第3の役割:

 @明らかなノックオン @明らかなスローフォワード @スクラムやラインアウト等のプレー傾向


そして、この第3の役割を果たす時に絶対に守らないとならない事がある。
それは、「50−50(フィフティ・フィフティ)コール」をする微妙な現象については、アシスタントレフリーは判定してはいけないと言うもの。
あくまでも判定を下すのはレフリーであって、アシスタントレフリーは情報を提供するのみに徹し、レフリーが判定を下す。

金曜のシーンも、土曜のシーンもレフリーの判定がなされた。

逆に、アシスタントレフリーが間違ったり見えてなかったのに判定を下していたら、この2つの試合共にエライ事になっていた・・・。ぞっとする。。。。
それだけ難しいトップリーグに成長して来たということを表すのかな。

毎週、バトルが繰り返される。
必見。。

第1節 結果

三洋電機 24−18 東芝
リコー   23−15 ホンダ
コーラ   19−12 近鉄
トヨタ    18−18 ヤマハ
神戸製鋼 24−24 サントリー
クボタ   29−11 NEC
サニックス 25−15 九州電力

Raizo

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